近所の工務店と遠方の会社はどちらがいいの?

近所の工務店と遠方の会社はどちらがいいの?

工務店を選択する時には、その地域で暮らしたいと考えている近くの店舗を探すのが理想的です。
これは、もともと工務店が地域に密着したサービスを提供している魅力的な店舗であるからに他なりません。
工務店は、その地域にしか分からないような特別なサービスを提供してくれる大きなメリットが存在します。
例えば、土地を購入したりする時にはどういったところが理想的な場所であるのかということが、初めて訪れる人にとってはわからない傾向もあります。
そもそも、建設を行うときには地盤が悪い状態だと将来的に安心して生活をすることができなくなってしまうリスクも存在します。
こういった問題点を改善するためには、その土地柄に詳しい専門的な職人などにアドバイスをもらうことが一番です。
近所の工務店は、こういった職人が多く在籍していますのでここに質問したほうが、より効率的に理想的な住宅を手に入れられます。
もちろん、遠方地域での相談も構わないのですが実際に暮らすことを想定している場合には、近くの店舗に相談したほうが効率的です。

自社一貫制の工務店に依頼することで得られるメリット

自社一貫制の工務店であれば、住宅づくりに関する全ての責任能力が工務店側にあると判断することができ、中には契約だけして施工自体は下請けに任せてしまう会社もあるので、事前に自社一貫制であるかどうかをしっかりと確認しておくことが大切になります。
実際の施工を自社で契約が取れないような下請け業者が行うと、家づくりの品質はもちろんアフターメンテナンスにも不安が出てきてしまうので、安心して住宅づくりを進める上でも可能な限り自社施工の会社を選ぶ方がより安心感を得ることができます。
また、工事の質が高い点も大きなメリットで、一人一人が会社の名前を背負っていることから責任感を持って施工を行ってくれます。
現場の状況を把握するだけではなく、それぞれの職人が良い施工ができるよう配慮していたり現場指導を行うなど、それぞれの役割を全うしながらチームワークを持ってタスクをこなしてくれるので、より信頼感を持って依頼することができます。

著者:磯野克典

筆者プロフィール

東京都世田谷区出身。
親の跡を継ぎ地元で工務店を経営。
ネットで工務店に関するお得なコラムを書いています。